
春になって、気温がだんだん高くなると、顔のテカリが気になりますよね。
こういうとき、手軽なのは、あぶら取り紙で皮脂を取ってしまうこと。
でもこのあぶら取り紙、「使ったほうがいい」という意見と、「使ったらダメ」という意見の両方あって、どっちにしたらいいか、迷ってしまうことがありますよね。
「ダメ」という意見の根拠は、肌表面の皮脂をとると、さらに皮脂が出てきてしまうため、使わないほうがいい、ということになります。
油取り紙は皮脂を増やすのでしょうか。
これについては、賛否両論ですが、私は「使ったほうがいい」と思います。
浮いてきた皮脂をそのままにしておくほうが、酸化した皮脂が、お肌に悪影響を与えると思われます。
脂取り紙そのものがダメというのではなく、適切な方法で皮脂をとることが重要、ということですね。
使い方の問題です。
皮脂が浮き出てきたら、油取り紙で取るけれども、そのあと水分補給をすれば、皮脂が余計に増えるということはありません。
肌がテカるのは、皮脂が原因です。皮脂が皮脂腺というところから分泌されます。
皮脂の分泌量は、同じ顔の中でも、出やすいところと出にくいところで、差があります。体の部位によっても、出やすいところ、出にくいところがあります。
分泌には、女性ホルモン、ステロイドホルモンが関係しています。
皮脂は、毛穴から皮脂表面に浮いてきます。
そして皮膚表面と体毛に薄い膜を張ります。
これで、お肌や体毛を保護しています。
しかし同時にトラブルを引き起こすようにもなります。
出すぎてしまうと、皮脂分泌により、お肌のテカリが起きてしまいます。
それにつれて化粧崩れしにくくなります。
あまりにも皮脂が多いと、ニキビのもとにもなります。
ちなみに、汗腺と皮脂腺は違います。
汗はいくら出ても、肌のテカリは起きません。
メイクが水だけで落とすことができませんよね。
オイルを含んだ洗浄剤だとよく落ちます。
メイク崩れは、汗によるものではなく、皮脂により、引き起こされます。
だから、テカリをおさえようと思ったら、汗対策ではなく、皮脂対策のほうに重点を置くようにしましょう。
オイリー肌の方は、春夏は悩ましい季節です。
とくに、Tゾーンと呼ばれる眉の上、鼻筋の部分は皮脂が出やすいですよね。
皮脂が気になる方は、全体に塗るスキンケア化粧品は、さっぱりしたものがおすすめ。
皮脂の多い部分に、油分の多い化粧品を塗ると、毛穴の詰まりになりやすくなるからです。
皮脂が少なく、乾燥が気になる部分には、油分のある、保湿力の高いクリームを塗布してもOK。
全体にさっぱり感のあるスキンケア化粧品を塗布した後、乾燥している部分を重ね付けしましょう。
よく、皮脂は天然の保湿剤と言われますよね。
Tゾーンは油分が多い。ということは、クリームやオイルでわざわざ保湿する必要は無いのです。
皮脂で十分。
メイクについては、Tゾーンは油分の多い下地、ファンデーションは使わないようにしましょう。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。